もっと知りたい!シリーズ
~SSS特集 弁護士石川智士編~
SSSとは…?
S(相談する前に)S(知っておきたい弁護士の)S(素顔)特集の略称です!
はやくも夏休み中に紹介しきれないのではないかと不安になってきました…。
久しぶりのSSS特集…
5人目は昨年入所した石川智士弁護士です!
―弁護士を志したきっかけは?
直接のきっかけは,大学時代に所属したNGOサークルで難民支援に携わった際に弁護士に出会い,資格を持つことの強みを感じたことです。弁護士という職業を超えて法律自体に興味を持ったのは,自分が「キレる14(17)歳」の世代で,思春期に同年代の少年たちが酒鬼薔薇事件やバスジャック事件等を起こし,一方で街中ではヤマンバギャルが跋扈(ばっこ)する時代で,同年代の気持ちが全く分からないわけでもない気がして,自由とその限界,限界を法律で定めてしまうことの是非,などをあれこれ考え始めるようになったのがきっかけです。
小さい頃は,テレビに出てくる弁護士をみて胡散臭さしか感じませんでした。その点は,今もあまり変わりないかもしれません(笑)
―これまでで一番印象に残っている事件(運動)はなんですか。
印象に残っているのは,ある少年の事件です。少年は,自宅内で家族に対して暴行を加えてしまいました。仮に社会復帰できたとしても,自宅に戻るわけにもいかず,少年の今後の環境をどうやって整えるかについて悩んでいました。そうしたところ,少年のアルバイト先のオーナーご夫妻が名乗り出てくださりました。アルバイトとして雇ってからまだ日が浅いにもかかわらず,です。そのオーナーご夫妻は,私にも小まめにご連絡くださり,少年のために何ができるのか,一緒になって懸命に考えてくださり,私の弁護士としての活動も,オーナーご夫妻の情熱に突き動かされました。少年も,自分のことを真剣に考えて下さる方に恵まれ,自分のことを見つめ直し,審判(裁判のようなもの)当日には,自分の言葉で過去の反省と将来の目標を語ることができました。裁判所は,少年の将来にとって適切な判断をしてくれました。
現代の少年を取り巻く環境については暗い報道等もなされていますが,家族でもない少年の更生のために,ここまで心血を注いでくださる素晴らしい方もいらっしゃる。世の中捨てたものじゃないな,と思いました。
いつの日か,必ずオーナー夫妻と少年が働くお店に行こうと思っています。
―今後力を入れて取り組んでいきたい事件(活動)はありますか。
目の前の1つ1つ。
―弁護士にとって一番大切なものってなんだと思いますか?
弁護士人生の終わりに語れるようになりたいです。
最後は事務局に聞いてみた!
―事務局からみた石川先生のエピソードをこっそり教えてください。
プロフィールにもあるように根っからの野球少年だったそうです。いまでも弁護士会の野球部に所属していますし、たまに開催されるフットサル大会などのスポーツ企画に参加したときは、動けない先輩弁護士の分まで大活躍しています。
それから、ブログやSAICHUの記事を読んだことがある方はご存じかもしれませんが、人に読ませる文章をさらっと書き上げてしまうのが石川先生のすごいところ。しかも早い。今後もよろしくお願いします!
まだまだ未知の部分が多い先生です。これからどんな面を見せていただけるか楽しみでもあります。
もっともっと知りたい!という方は、石川弁護士の関連ブログをご覧ください!
URL https://saitamachuuou.gr.jp/blog/staff/ishikawablog/
(SSS担当)