3月12日、緊急事態条項についてのフェス、その名も
「緊急事態条項がヤバすぎるのでフェスで叫ぶことにしました」を、
明日の自由を守る若手弁護士の会(通称あすわか)主催で開催致しました。
ゲストに元最高裁判事の濱田邦夫弁護士、専修大学の岡田憲治教授をお呼びして、あすわかのメンバーとパネルディスカッションをしていただきました。濱田先生も岡田先生も笑いを交えて、楽しく分かりやすくお話してくださいました。
7月の参議院選が近づき、緊急事態条項を憲法に入れようという政府の改憲の動きがどんどん大きくなってきています。
政府からは、大災害のときには緊急事態条項が必要だという説明がなされています。しかし、実際に災害支援に携わっている方々からは、必要ないという声が多く挙げられています。
このフェスでは、東日本大震災の時に岩手県宮古市で被災したあすわかメンバーの小口幸人弁護士、新潟の中越地震の災害支援に奔走している二宮淳悟弁護士が、それぞれ大災害に緊急事態条項は必要ないことを分かりやすく説明してくれました。
「災害時には、一番情報を持っている現場に権利をおろすことが大事なのであって、トップに権限をすべて集中させるなんて、ただただ混乱するだけ。」という説明に、「なるほど~」という声が多く聞こえてきました。
詳しい内容については、あすわかのHPに載っていますのでそちらをご覧ください。
(http://www.asuno-jiyuu.com/2016/03/blog-post_7.html)
当日は多くの方に参加していただき、様々なメディアの方にも来ていただきました。
大事なのことは、正しい知識を持つことです。
これからも、憲法カフェなども通して、「緊急事態条項がヤバすぎる」ことを少しでも多くの方々に知っていただきたいと思います。
(弁護士 近藤里沙)