3月15日,大宮区革新懇(平和・民主・革新の未来を開く大宮区の会)の結成総会が行われた。
オープニングは,石播労働者合唱団の歌が披露され,男性合唱の力強い労働歌が会場に響きわたった。
久しぶりに男声合唱を聞いた。
実は,息子が大学時代男声合唱のサークルに入っていたので,その時は演奏会を毎年聞きに行っていた。
続いて,当事務所の難波幸一弁護士が
「安倍内閣は日本をどこへもっていくのか」と題して,講演を行った。
講演では,安倍政権が発足後,急ピッチに憲法破壊がすすんでいことを自民党の改憲草案を基に,
国民が国を監視する憲法から,国が国民を縛る憲法へ変えようとしていること,
憲法9条を改憲して海外派兵、戦争ができる国づくり,財界・大企業本位の国づくりを進めていること。
解釈改憲により集団的自衛権を容認しようとしていることなどを説明。
そして,現在教育への国家統制強化のため,教育委員会制度や教科書検定の強化の問題も出ている。
安倍内閣のめざす日本は,対米従属と戦前回帰のナショナリズムの相克であると指摘。
いろいろやりすぎで,ホントに「オイオイ!!安倍内閣よ!どこに行く」という感じであるが,
自分が住んでいる国の未来がかかっているので,そんな暢気なことも言っていられない。
アベノミクスや消費税増税・TPPなど経済政策の矛盾が出てきていること。
昨年の秘密保護法廃案の運動や原発ゼロ・再稼働反対等国民的な大運動も広がっていることを力に頑張ろう。
第二部は結成総会となり,結成総会までの経過報告と規約や運動方針・役員の提案があった。
会場からは,県の革新懇ニュースに掲載された所沢の革新懇の活動を紹介して,
大宮区革新懇も同じでなくても良いが,このような活動をしていきたいという発言などもあり,
大宮区革新懇結成に期待が高まっていた。
浦和・与野・大宮が合併し,その後岩槻が合併してさいたま市になった。
しかし,旧市単位での革新懇のまま活動がされていた。
昨年さいたま市革新懇が結成され,現在,各区ごとに革新懇が設立されている。
期待も大きいが,安倍内閣も問題有るし,埼玉県もさいたま市も問題山積みである。
やることが多すぎて多忙にならないことを祈るばかりである。
現在,さいたま市革新懇では,
さいたま市の下水道料金の大幅値上げに反対する署名・請願の運動をしている。
短期間で3万1000名を超える署名を集め,
当初の25.4%から3.4%値上げ率を下げることは出来たが,値上げ撤回までには至っていない。
また,4月からの市内の認可保育園入所申請に対し,
さいたま市から2155人の不承諾通知を受け取った保護者の中から声が上がり,
本日20日(木),さいたま市に対して不服審査請求が行われた。
(事務局 Zoo)