連日,寒い日が続いていますね。春を待ち遠しく思う今日この頃です。
そんな春を待ちわびる私(この厳冬期,ママチャリでの保育園の子どもの送迎が,ハンパなくきつい)に,
春の気配と元気をはこんできてくれた,このカレンダー!
その名も,「歳時記カレンダー」
今年購入して自宅で使っていますが,すっかり気に入ってしまいました。このカレンダーの特徴は,「二十四節気(にじゅうしせっき)」と「七十二候(しちじゅうにこう)」で構成されていること。
「二十四節気」ってなんでしょう?
私もこれまで知りませんでしたが,1年を気候の推移ごと(約15日)に分けたもの。要は,1年間を24等分して,それぞれにふさわしい名称をつけたものなのですって。古代中国で考案され,日本にやってきました。
立春,夏至,立秋,冬至。
今まで意識していなかったけれど,これらも二十四節気だったのですね~,知らなかった!
そして,その二十四節気の,ひとつの節気をさらに3等分(約5日ごと)し,
自然現象をあてたものが,「七十二候」とよばれるもの。
これが風情があってなんとも良いのです。2~3月の七十二候はこんなふう。
2/5~8 東風解凍 (とうふうこおりをとく) 春風に氷が解け始める頃
9~14 黄鶯睍睆 (こうおうけんかんす) ウグイスの初声が聞こえてくる頃
15~19 魚上氷 (うおこおりにのぼる) 温かくなった水の中に魚の姿が見える頃
20~23 土脉潤起 (どみゃくうるおいおこる) 温かな雨に土が潤い活気づく頃
24~28 霞始靆 (かすみはじめてたなびく) 霞が春景色を彩り始める頃
3/1~6 草木萌動 (そうもくきざしうごく) 陽気にさそわれて草木が萌え出す頃
7~10 蟄虫啓戸 (ちっちゅうこをひらく) 冬蘢りの虫が地上に出てくる頃
11~15 桃始笑 (ももはじめてわらう) 桃の花のつぼみが開きかける頃
16~21 菜虫化蝶 (なむしちょうとけす) 青虫が蝶となり飛び交いはじめる頃
どうでしょう。春を感じませんか?
私には,これまでただ寒いとしか感じていなかった日々が,ちょっと違って見えるようになりました。
もう自然界では,魚も鳥も虫も草木も,動き始めてる。
春は,すぐそこ。
そんなふうに思えて,元気になれるんです。
(事務局 井深)