11月27日,私たち法律・会計事務職員の組合(法会労)主催で,
「送達手続き・現地調査について」の研修会に参加しました。
講師は,当事務所のベテラン事務局,Kさんでした。
そもそも,「送達手続き」とは何かというと,
裁判所へ訴えを起こしたあと,その訴えが適法だとして受理されると,
相手方(被告)へ訴状の副本や期日呼出状といった書類が特別送達により送達されます。
これが,「送達手続き」です。
しかし,こちらが把握していた住所地にそれらの書類が届かず裁判所へ返送されると,
裁判所から「送達出来なかったので調査して下さい。」と連絡があります。
ここから「現地調査」が必要となり,我が事務所ではKさんの出番になるわけです!
まずは,相手方の住所を住民票等で再度調査します。
住所が確認出来たら,現地へ行くまでの下準備として,
GoogleMapやゼンリン地図で周囲の状況をチェック!
目的地までの行き方・駅での乗り継ぎ・バス時間等を細かく調べて,いざ出発。
このような,基本的な確認事項はもちろんのこと,
現地調査に行く時間帯や天候,近所の人への聞き込み(ドラマみたいですね)や,
建物の状況を確認して,写真撮影をするなど,
チェック項目は細かく沢山あり,とても勉強になりました。
「建物の周囲を見ていて,不審者として警察に通報されたことはない」
と,注意深いKさんならではの発言も飛び出し,会場は大いに盛り上がりました。
Kさんは,現地調査から戻ってくると,いつもうれしそうにその成果を話してくれていましたが,
その裏にいろいろなドラマがあったとは…
また,「物騒な世の中なので,女性一人で現地調査へ行かない方がいい」
との注意喚起もあり,ジェントルマンな雰囲気を漂わせるKさんを再発見しました。
ヤクルト大好きなKさん,いつもありがとうございます。
これからもよろしくお願いしますm(_ _)m
(事務局 石黒)