もっと知りたい!シリーズ
~SSS特集 弁護士松苗弘幸編~
SSSとは…?
S(相談する前に)S(知っておきたい弁護士の)S(素顔)特集の略称です。
今回のSSS特集は、こだわり派の理系弁護士、松苗弘幸弁護士です!
―弁護士を志したきっかけは?
弁護士には,理系が苦手という人が多いのですが,私は,どちらかといえば,理系の方が好きでした。国語か算数・数学なら算数・数学,歴史か物理なら物理というように。小さいころは,自分は,エンジニアになりたいというのが夢でした。では,なぜ弁護士だったのか!1つは,エンジニアを目指すには,英語が苦手だったことでしょうか。どうも,単語を暗記するというのが嫌いで。司法試験だって,たくさん覚えなければいけないことがあるのではないですかと思われるかもしれません。確かに,そのとおりなのですが,弁護士の仕事は,理系の要素が大きいのです。法律や事実から,いかに論理的に組立をするかという点は,数式・公式から答えを導くような感じがします。
もう1つは,司法試験を目指していた友人の影響が大きかったかもしれません。流されたと言われれば,それまでですが,そういった自分の周囲の人の影響を受けて,今の自分があることは間違いなく,その結果,今の弁護士という仕事にたどり着いたことは,運命なのかもしれません。
―これまでで一番印象に残っている事件(運動)はなんですか?
同じ事務所内の弁護士とも共同の運動ですが,貸金業法の改正をはじめとして,割賦販売法・特定商取引法の改正,消費者庁設立というように,平成16年から平成20年ころにかけて,毎年のように,大きな法改正の運動に携われたことだと思います。私たち弁護士は,裁判所では,現行の法律を前提に勝負しなければいけません。でも,それで,どうしても不合理な結論にしかならない,被害がなくせないことがあります。そのような場合,法改正に向けた運動をしていくしかありません。全国の思いを共通にする弁護士が集まり,そして,弁護士だけではなく,消費者団体などの団体と連携しながら,各地でシンポジウムや署名活動,国会議員への働きかけなどなど。
弁護士になる前は,法律というもは,動かないものだと思っていました。しかし,こうやって声をあげることで,改正につながることを知るとともに,全国各地の弁護士と知り合いになったり,役職を任されることで,自分自身の知識を高めたり,現在の消費者被害に関わる業務への影響も多大であったことは,間違いないと思います。
―今後力をいれて取り組んでいきたい事件(運動)はありますか?
やはり,消費者問題についてかと思います。個別の被害救済は,もちろんのことですが,今後も,埼玉県,さいたま市といった県内の消費者行政にも関わりを持ちつつ,日本弁護士連合会での消費者問題対策委員会,消費者団体など,全国規模の活動も続けていきたいと思っています。
―弁護士にとって大切なものってなんだと思いますか?
なんでしょうかね。いろんな弁護士から,コメントも出ていますが,自分の中では,発想力・行動力・イメージ力かと思います。
依頼者の要望を実現するための発想力,それに向けた行動力,そして,事件(事案)を具体的に把握するイメージ力。
最後は事務局に聞いてみた!
―事務局からみた松苗先生のエピソードをこっそり教えてください。
ひとことで表すなら几帳面でしょうか。
事務所内の緻密な計算や作業は先生におまかせ!いまの事務所のレイアウトも松苗先生が考えてくれたんですよね。弁護士13名分のスペースは形が違えど面積はほぼ変わらないそうです。(なぜか数名の先生だけ狭く見えるのにはまた違う理由が…。)机の上は整理整頓がされているだけでなく、先生が好きな車の置物やご自分で撮影されたお気に入りの写真も飾ってあり、こだわりが感じられます!そんな先生は実は愛妻家でもあります。弁護士会や事務所のイベントには奥様も一緒に参加されることもあり、いつ見てもとっても仲良しです♪
もっともっと知りたい!という方は、松苗弁護士の関連ブログをご覧ください!
URL https://saitamachuuou.gr.jp/blog/staff/matsunaeblog/