中学生のころ,写真部に所属していた。
当時は,当然にフィルム式のカメラで,白黒ながらも自分で現像したりもしていました。
それに,子供のころから機械が好きで,車も好きでしたので,一人でモーターショーに行っては
華やかな展示というより,新しい技術などに興味津々という感じでした。
そんな両方の欲求を満たしてくれるのが,自動車レースで,
文化祭への展示のためと理由をつけて,父親に連れて行ってもらったものです。
父親から譲り受けたキャノンの「NEW F-1」というカメラを使っていたのですが,
ピント合わせもマニュアルでしたが,当時は,慣れたものでした。
今でも,当時の写真が,実家の私の部屋に飾ってもあります。
その後,キャノンは,「T-80」というオートフォーカスのカメラを発売しましたが,
何となく,ピントは,自分で合わせるものという思いがあり,邪道とまで思っていました。
月日は流れ,デジカメが主流になってきても,最近まで,写真は,フィルム式という思いがあり,
コンタックスの「G2」というカメラを使っていました。
現像するまで,どんな風に写っているかが分からない楽しみもあったものです。
このカメラで撮影した富士山や吹割の滝の写真など,以前の事務所ニュースの表紙にも使ってもらったりしていました。
新しい技術に興味津々ながらも,あたらし物好きではなく,
車はマニュアル,カメラはフィルム式,携帯はガラケーと,機械は,古典的好きです。
しかし,人というものは,楽なものに流されやすいですね。
ここ数年で,車もオートマへ,カメラもデジカメへ,そして,先日,ついに,携帯もスマートフォンへ・・・。
そんな中,久しぶりに,SAICHU(事務所ニュース)の2014年夏号の表紙は,
担当に頼まれて,私が撮影をしました(デジカメで!)。
SAICHUバックナンバー【https://saitamachuuou.gr.jp/saichu/】
機械は進歩していきますが,写真は,楽しいものです。
構図,絞り,露出などなど,いろいろ調整しつつ。
写真の楽しさを思い出すきっかけとなりました。
(弁護士 松苗弘幸)