雪まみれの労働弁護団関東ブロック学習会~バスにて8時間の道のり~
2月14・15日、労働弁護団の関東ブロック「春の学習会」が、栃木県日光市の湯西川温泉で実施されました。初日は、京都の渡辺先生から、固定残業代を含む残業代請求事件について、その意義や近時の重要論点を詳しく講義していただいたき、とても勉強になりました。
その夜は、いろりを囲んで美酒を頂き、近くのかまくら祭りにも出掛けてきました。
いくつものかまくらが、しんしんと雪が降り積もる中でたたずんでいる様子はとても幻想的でした。
二次会も大盛り上がりでした。
しかし。。。楽しいのはこれまで。二日目も、学習会は労災事件を扱い、研鑽を深めることができましたが、何と帰りのバスが、途中雪崩が起きたために来ない!しかも、停電が起きて、真っ暗な中でバスがたどり着けるまで会議を継続という有様でした。
それでも何とかバスが昼頃に来たので、みんなで乗り込み安心していたところ、山下りは困難を極めました。当然除雪車などはなく、狭い道路を雪をかき分けて進むわけですから、対向車線とのすれ違いは、その都度みんなでバスを降りて雪を踏み固め、自動車を押してなんとか少しずつ進めるというものでした。そして、山を下ってからも宇都宮への一本道は大渋滞。結局、行きに2時間弱の道のりが8時間かかって宇都宮駅に着きました。
そして、東北新幹線・上越新幹線も大遅延でいつ来るか分からない状態・・・翌日も東京で安倍雇用規制緩和を議論する労働弁護団幹事会があるため、帰宅を断念し、東京のホテルに一泊しました。
すーっごく疲れましたが、とても良い思い出になりました。
(弁護士 金子直樹)