3月11日,大宮駅西口において
「原発ゼロへキャンドル宣伝行動」が「原発ゼロの会IN埼玉」の呼びかけで行われた。
昨年に引き続き2回目となる。個人,団体,行動組合など約50名が参加し,原発ゼロへと呼びかけビラをまき,署名を呼びかけた。
戻ってきてビラを受け取ってくれる人を何人も見かけた。
私が撮影したいわき四倉港道の駅・宝鏡寺・冨岡駅から市内の様子の写真も展示された。
3年前は,大宮駅だって大混乱だった。道には歩いて帰宅する人であふれていた。
そして,福島は,宮城は,岩手は,もっともっと大変だったのだ。
先週3月9日には,原発ゼロ大統一行動が行われ,
日比谷野外音楽堂と日比谷公園は原発ゼロを願う3万2000人余の人達で埋め尽くされた。
集会後,デモ請願・国会包囲・国会前の集会が行われた。
3月1日の復興支援バスツアーでお会いできなかった
宝鏡寺の早川住職さんもステージで発言されていた。
この住職さんは,福島第2原発建設取消訴訟を原告として提訴するなど
40年間も福島県楢葉町で反原発運動をしてきた方である。
この訴訟は1992年最高裁判所で敗訴している。
現在は,福島原発避難者訴訟原告団長として闘っている。
ご自身も代々続いたお寺に住めなくなり,大変な避難生活を送っているが,
避難している方を思い,過酷な労働条件で働いている原発労働者を思い日々活動しておられる。
また,この日は,東京だけでなく全国各地で集会・デモが行われている。
しかし,これも一部でしか報道がされない。これが日本の現状なのだ。
分かっているとはいえ,次の日の朝,自宅で取っている新聞を見て愕然とする。
1面でなくても良いから,載せてくれ・・・と心の中で叫ぶ。
原発ゼロの政治決断を!!
被災地復興、原発再稼働と海外への輸出反対!!
今,東京オリンピックが決まったことで,資材の高騰・労働者の不足により被災地の復興が遅れることが懸念されている。
遅れるだけでなく,忘れられてしまうのではないかと被災地の人は不安に思っているという。
決して,そんなことは有ってはならない。
(事務局 Zoo)