既に報道等でご存知の方も多いかと思いますが、令和6年10月29日(火)、Facebook・Instagramの運営会社である米国法人META社及びその日本法人であるFacebookジャパンを提訴いたしました(添付画像は提訴に際しての記者会見時の写真となります。)。
ざっくりとした提訴の理由としては、昨今、社会問題となっている「SNS型投資詐欺」の入り口である著名人等を騙る虚偽広告を前記法人が運営するプラットフォーム上に、流通させることで、同広告をきっかけに投資詐欺の被害に遭った方々に対する詐欺行為を手助けしているというものとなります。
日頃から詐欺被害に遭った方々のご相談を受けることが多いのですが、近頃は、SNS上に流れている虚偽広告をきっかけに詐欺の被害に遭った方が相当数いらっしゃり、このような現状に憂慮した埼玉県内の有志弁護士で結成した「広告被害対策弁護団」(当事務所からは、長田・宮西・丹野・上原が参加しております)にて上記提訴をした次第です。今後も、被害者の方からご相談があれば二次・三次と後続訴訟を提起する予定でおりますので、META社プラットフォーム(Facebook・Instagram)をきっかけに詐欺被害に遭われた方は、下記の当弁護団連絡先までご連絡ください。
お問い合わせ先
当弁護団事務局長 弁護士 宮野 大翔 (みやの ひろと)
住 所 埼玉県さいたま市浦和区高砂3-6-15高砂県庁前ビル7階
電話番号 048-825-8312 (あすか法律事務所)
受付時間 平日午前10時から午後5時まで
本件のような規模の大きい弁護団訴訟を提起するのは、私が当事務所にて執務を開始してから初めてでしたので、弁護団結成から提訴に至るまでの検討状況を直に見ることができ、私自身大変刺激を受けました。今後は弁護団内で協力しつつ、勝訴を目指して進めて参ります。
なお、META社に対する提訴は、全国五ケ所(大阪・神戸・横浜・千葉・さいたま)で同時に行っており、さいたま以外の訴訟については、当弁護団と協力関係にある「ニセ広告被害弁護団」(https://anti-fakead.com/)が担当しております。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
弁護士 上原瑞樹