5月21日に埼玉弁護士会主催による市民の集いが
埼玉会館小ホールにて開催されました。
講演者として登壇された高遠菜穂子さんのお話は、画像、映像を用いながら、過去のイラク戦争、最近のイラク国内で行われた数多くの悲惨な戦争犠牲者、虐殺などの実態がリアルに伝えられ、非常にショッキングな講演でした。
日本では世界情勢のほんの一部しかつたえられていない、ネットでも日本語でのニュース検索だけではほとんど世界情勢は分からない「情報鎖国」ということでした。
また、イラクでは日本はこれまで軍事とは無縁な国で、友好的な対応がされていたが、最近はアメリカと一緒に行動する国で、実は軍備も持っており、正体が「バレている」というコメントもありました。また、海外のニュースでも安倍首相の言うことばかりが世界中では流れているということでした。
護憲派と言われる人達の声や行動をもっと海外に発信をしてもらいたいという高遠さんからのメッセージに、国内で思いを共有するコミュニティだけで話をしているだけでは、戦争をしたい人達の力に立ち向かうことは相当困難な状況であることを感じました。
高遠さんが紹介してくれたイラクでの惨状を観ると、戦争は最大の人権侵害であることが伝わります。このような目をおおいたくなるような報道は、日本では視聴者からのクレームがあるためマスコミも流せないということでした。しかし、戦争がもたらす結果から目をそむけることは決してしてはいけないと思いました。
私も戦争はいやだという思いを、自分なりに発信し、行動していきたいと思いました。
(事務局長 塚越)