取り戻そう★生活時間と安定雇用
~許すな!雇用破壊 5・14ACTION~@日比谷公園
5月14日,日比谷公園にて
「取りそう★生活時間と安定雇用~許すな!雇用破壊5・14ACTION~が開催され,
会場は,2500名を越えるさくさんの人で埋め尽くされていました。
当事務所からは日本労働弁護団本部事務局次長でもある弁護士金子直樹と事務局4名で参加しました。
集会では安倍政権がめざす労働者派遣法,労働時間法制の改悪を阻止するべく,
改正案の問題点が報告され,過労死でご家族をなくされた遺族の方,
長時間労働により家庭や地域での「生活時間」を奪われているご家族の方から発言がありました。
集会後は参加者で隊列をくみ,国会請願デモ行進を実施しました。
労働法改悪問題への関心は高く,この集会・デモ行進には多くの参加者が集まりました。
残業代ゼロ法案は一部の高給取り(現時点では年収1075万円以上の方)だけになる想定ですが,
厚生大臣の言葉「小さく産んで大きく育てる」のとおり,法案が通ってしまえば
年収額の引き下げ等で対象者の拡大されていくことは確実ではないでしょうか。
労働者派遣法,労働時間法制の改悪がなされれば,
私たちは私たち自身の家庭や地域での「生活時間」を奪われ,
長時間労働に生活のすべてを食いつぶされてしまいます。
労働者は疲弊し,更なる過労死・過労うつの拡大が見込まれます。
このような社会が真に「豊かな国」と言えるのでしょうか。
労働者派遣法,労働時間法制の改悪を阻止するために声をあげていきましょう。
なお,ブラック企業被害対策弁護団のホームページにて「残業代ゼロ法案」と
「残業代をカットできる制度の対象業務拡大」の問題点をわかりやすくまとめた
『ブラック法案によろしく』という記事がありますので,是非ご覧ください。
また,ご賛同いただけます方は
この法案に反対する署名ができるサイトがございますので,ご利用くださいますと幸いです。
(「定額働かせ放題」法案の撤回を求める署名サイト)
(事務局 福岡)