「モデルになりませんか。」
原宿や渋谷などの街中で,声を掛けられたことはありませんか?
最近,若い女性をターゲットにした「スカウト詐欺」が急増しています。
モデルスカウトを入り口として,「実質無料」をうたい文句に様々なサービスや商品を購入させ,実際には業者から高額の費用を請求されてしまうというものです。
今年2月,詐欺被害の救済と撲滅を目指して,「スカウト被害埼玉弁護団」が結成されました。
弁護団員は,いずれも埼玉弁護士会の消費者問題対策委員会に所属する弁護士で,総勢20名です。
「スカウト詐欺」の状況や,弁護団の結成については,埼玉新聞(4月5日付)や朝日新聞(5月1日付・埼玉版)などのメディアでも紹介されました。
埼玉中央法律事務所からも,長田・松苗・久保田・石川(弁護団事務局長)・近藤の各弁護士が弁護団に参加し,積極的に活動しています。
当弁護団では,スカウト詐欺被害者の方を対象に,無料の電話相談を行うことにしました。
【スカウト被害110番】
日 時 平成27年5月18日(月)午前10時~午後4時
電話番号 048-863-9880(埼玉弁護士会館内。当日のみ有効。)
悪質なケースでは,業者から裁判を提起されるものなども出ています。「おかしいな?」と感じたら,一人で悩まず,まずはお気軽にご相談下さい。
次回は,「スカウト詐欺」の典型的な手口などについてお伝えいたします。
(弁護士 石川智士)