2月5日、ヤミ金融被害対策埼玉弁護団主催のヤミ金融被害対策に関する勉強会に
弁護士3名・事務局3名で参加してきました。
当日は雪が積もるという予報であったため、電車が止まって参加できるか心配もしましたが、
結果、夕方には止んで一安心。
弁護団に参加している当職の長田弁護士・久保田弁護士も講師として、
被害者救済のための事務手続きについて講演しました。
(天気予報が良い方向にはずれただけですが…2人の晴れ男がいたことにします。)
休憩なしの1時間半、7名の講師による熱い講演・報告を聴いてきました。
~memo~
◆ヤミ金融被害対策埼玉弁護団とは…2002年12月、ヤミ金融の被害者の幅広い受け皿となり、被害者の相談に迅速に対応し早期救済を図るために結成されました。詳細はhttp://yamikin-saitama.bengodan.jp/をご参照ください。当事務所でも7名の弁護士が所属・活動しています。
◆弁護団結成前の話ですが、被害者宅にヤミ金が押し掛け困っているという電話が当事務所にかかってきたこともありました。警察に弁護士から電話してもなかなか対応してもらえず、弁護士が依頼者宅に行って、直接対応したことも…。
そんな時代から、平成20年にはヤミ金融業者に関する最高裁判決「ヤミ金融業者が借主に著しく高利(年利数百%~数千%)で貸し付けた場合、ヤミ金融業者は元本の返還を請求することができない(=借主は元本についてもヤミ金融業者に返還する義務がない)」も出ています。今は警察も積極的に摘発・連携してくれる時代となっています。お一人で悩まず、一刻も早くご相談を!
当日は、毎年恒例、弁護士による寸劇もありました。
弁護士一人がヤミ金業者になりきり、弁護士がどう電話で対応しているのかを実演。
…弁護団所属の対応慣れしている先生だからこその迫真の演技でした。
どんなに罵倒されても、冷静に対応することが基本のようです。
交渉についてはそれぞれ独自の手法をお持ちで、
やりながら自分にあった方法を探していくとおっしゃっていました。
もちろん人間だからカチンとくることも多いそうです。
ヤミ金融は、借りてしまった債務者を精神的に疲弊させ、また、本人のみならず、
親戚・周りの人の生活全般を破壊に導きかねないものです。絶対に借り入れをしてはいけません。
それでも何等かの事情で借り入れをしてしまい、厳しい取り立てに悩み・苦しんでいるのでしたら、
お一人で悩まず、一刻も早く、弁護団・当事務所をはじめ、お近くの法律事務所に連絡をしてください。
当事務所にも、講師をした長田弁護士・久保田弁護士を含め、
ヤミ金融被害対策埼玉弁護団に加入し、活動している弁護士が7名在籍しております。
ヤミ金融被害でお困りの方は、ぜひ埼玉中央法律事務所へお電話ください。
被害回復に向けての一歩を、一緒に踏み出しませんか?