5月21日埼玉会館にて行われた
「戦争する国」ストップ-改憲も壊憲も許さない!
というテーマの集会に行ってきました。
森英樹名古屋大学名誉教授の講演でしたが、
安倍内閣というより、安倍首相個人的に疾走している感のある改憲(レジメには「壊憲」と書いてあります)について、森先生の皮肉とユーモアたっぷりの話しは分かりやすく伝わりました。
国会では憲法解釈によって集団的自衛権の行使容認できるという点について議論されています。
読み方を変えて運用を変える等、ほとんど屁理屈のような議論ではないかと森先生もおっしゃっていました。
そもそも憲法99条で国会議員を始めとする公務員は憲法を尊重し擁護する義務を負うとなっているわけですから、総理大臣は憲法を率先して擁護していく立場にある方かと思うのですが・・・。
集団的自衛権を容認するということは事実上際限なく戦争ができることになるそうです。
例えば「限定」などと言われると、なんとなく大丈夫かなと思えそうですが、
実際にはせっかく助けに行ったのに、やっぱり戦争になって危なくなったから途中でやめて帰る
とはなかなか言えないのではないでしょうか。
最近の武器輸出解禁や防衛費予算の拡大などを見ると、
このところの改憲の流れは戦争によって一部の人々が儲かるための準備なのかなと感じてしまいます。
いつの時代も、為政者などは勇ましいことを話しますが、
戦争になったら安全な場所に居て犠牲になるのは市民とりわけ若者です。
ボブディランの「戦争の親玉(masters of war)」という古い曲をふと思い出します。
集会の最後に当事務所青木努弁護士からも、絶対に集団的自衛権行使は反対すべきとの挨拶と、6月9日正午に県庁から浦和駅まで埼玉弁護士会主催で集団的自衛権の反対を訴える昼パレードを行うことが発表されました。
(事務局 塚越)