昨年の暖冬とはうって変わり,2021年は身の引き締まるような寒さで正月を迎えました。
世界的な感染拡大をもたらしている新型コロナウイルスは,人々の生活に深刻な影響を及ぼしています。日本国内を見ても,感染者は増加し続けており,医療体制は逼迫し,医療崩壊が危惧されています。
このような状況で,失業者は増え,人々の生活を直撃しています。
年末年始には市民や民間のボランティア,法律家などによる炊き出しや相談会等,支援活動が行われましたが,このような困難な時こそ,「国民の生命を守る」という国家の役割に立ち返り,支援が必要な方々へさらなる公的支援,いわゆる「公助」が必要ではないかと思います。
私達の事務所は長い歴史の中で,法律家の立場から経済的に困窮した方々や基本的人権を侵害された方々の救済などに関わってきました。コロナ禍のような時こそ,市民事務所としてできることを精一杯行い,地域市民の皆様に寄り添い,必要とされる事務所でありたいと思います。
お陰様で私達の事務所も今年4月で42年目に入り,1月には新たなスタッフも迎えることができました。
引き続き高いレベルの法的サービスを提供していけるよう,弁護士,スタッフ一同日々研鑽を積んでいきたいと思います。
本年も宜しく御願いいたします。
事務局長 塚越
(撮影:弁護士松苗弘幸)