平成29年11月2日に大宮ソニックシティにて
「ブラック企業と呼ばれないために」と題する講演が開催されました。
当事務所所属の金子直樹弁護士のほか,埼玉弁護士会労働問題対策委員会に所属する労働事件に精通する弁護士らが法人,事業者の方々に向けて,労働問題を未然に防ぐ為の法律,解決方法などの講義を行いました。
会場がほぼ満員となる約30名近い参加者があり,当事務所の近藤里沙弁護士の司会により,金子弁護士が「ブラック企業と呼ばれないために」というテーマで「法律を知ること」,「労働者にあらかじめ説明をすること」がポイントとなること,一度労働問題が起きた場合,ケースによっては数千万円ものお金を企業が支出することになるので,双方にとってマイナスになることや,それを防ぐ為には意見が言えるような職場環境を作っていくことの重要性などを約30分間で講義しました。
参加された方々も熱心にメモを取れられており,経営者の方にとっては従業員との関係作り,労働問題が企業経営に重要な位置を占めており、その関心の高さを改めて感じる講演でした。
子供達が労働法を学校で習ったり,経営に関わる方が労働法について知ることなど,労働についての教育ということが大事で,このような取り組みによって,過労死やうつ,違法残業などの労働事件が,少しずつでも無くしていけるような社会に変えていけるのではと思いました。
事務局長 塚越